ドラムを叩く皆さん、ルーディメンツって、どれくらい活用できていますか? 私は正直、基礎練として取り組んではいたものの、実際にドラムセットでどう生かせばいいのか、頭を悩ませていました。 「このフラム、フィルインでどう使うんだろう?」「パラディドルを速く叩けるようにはなったけど、曲の中で活かせない…」そんな壁にぶつかっていたんです。
そんな時、出会ったのがリットーミュージックの『ドラムを合理的に征するルーディメンツ活用法30 難敵フレーズを打破!ドラム・セットでの演奏力が劇的に向上する! (CD付)』です。 この本を手に取ってから、私のドラム演奏は本当に変わりました。まさに「目から鱗」の体験でしたね。 今回は、この教則本がいかに素晴らしいか、私の実体験を交えながら徹底レビューしていきたいと思います。
なぜ『ドラムを合理的に征するルーディメンツ活用法30』が手放せないのか?
この本の最大の魅力は、タイトルにもある通り「合理的に」ルーディメンツをドラムセットに落とし込む方法を教えてくれる点にあります。 著者の染川 良成さんが提唱する30の活用法は、単にルーディメンツのパターンを紹介するだけでなく、それをドラムセットの各パーツに振り分けたり、他のルーディメンツと組み合わせたりと、まさに実践的な内容ばかりです。
CDが付属しているのも嬉しいポイントで、模範演奏を聴きながら練習できるため、リズム感の向上にも繋がると感じました。目で見て、耳で聴いて、実際に叩くという、インプットとアウトプットのサイクルが非常に効率的だと感じましたね。
私がこの本を使ってみた正直な感想
この本を使って練習を始めた当初は、「本当にこれで変わるのかな?」という半信半疑な気持ちもありました。 しかし、ページをめくるごとに、ルーディメンツの奥深さと、それをドラムセットに応用する発想の転換に感動しました。
メリットだと感じた点:
即座にドラムセットに応用できる実践性: これまでのルーディメンツ教則本は、スネア単体での練習が主で、ドラムセットでの活用法は自分で考える必要がありました。しかし、この本は最初からドラムセットでの応用例が豊富に示されているので、すぐにフィルインやグルーヴに取り入れることができます。私は特に、パラディドルやフラム系のルーディメンツをタム回しに応用するアイデアに衝撃を受けましたね。自分の演奏のバリエーションが格段に増えたと実感しています。
CDによる明確なイメージ: 模範演奏のCDが付いていることで、各ルーディメンツがどのように叩かれ、どのようなサウンドになるのかが非常に分かりやすいです。楽譜だけでは掴みにくいニュアンスも、CDを聴くことでストンと理解できました。特に、テンポの速いフレーズや複雑なリズムパターンは、耳で確認できる安心感がありましたね。
「合理的に征する」というコンセプトの実現: ただひたすら基礎練習をこなすのではなく、いかに効率よく、そして楽しく上達できるかに焦点が当てられていると感じました。30の活用法はどれも工夫が凝らされており、飽きずに続けられる工夫が随所に感じられました。
正直なデメリット(人によっては気になるかも?):
完全な初心者には少しハードルが高いかも: ルーディメンツの基本的な知識(フラムやドラッグが何か、など)は、ある程度理解している前提で進むため、全くの初心者の方は、事前にルーディメンツの基礎を学んでおくと、よりスムーズに理解できるかもしれません。しかし、もし今ルーディメンツを勉強している最中であれば、この本は間違いなくあなたの助けになるでしょう。
全てのルーディメンツを網羅しているわけではない: あくまで「30の活用法」に絞られているため、例えば「マーチング系のルーディメンツを全て知りたい」という方には不向きかもしれません。しかし、本書の目的は「実戦での応用力向上」なので、この点は全く問題ないと感じました。
他のドラム教則本との比較
ドラムの教則本といえば、George Lawrence Stoneの『スティックコントロール』や、Jim Chapinの『モダン・ドラム・メソード』などが有名ですよね。これらは言わずと知れた名著で、私も練習に取り入れています。
| 教則本名 | 主な特徴 | 本書の強みとの比較 |
|---|---|---|
| スティックコントロール (G.L.Stone) | ドラムの基礎中の基礎。手と足の独立や左右のバランスを鍛えるのに最適。 | 純粋な基礎練習に特化。本書は基礎を「どうドラムセットで活かすか」に焦点を当てている点で、より実践的な応用力を身につけたい人向け。 |
| モダン・ドラム・メソード (J.Chapin) | ジャズドラムの基礎教則本として名高い。ルーディメンツの応用も含まれるが、ジャズのコンピングや独立性の練習が中心。 | 幅広いジャンルに対応できる汎用的なルーディメンツの応用力を学ぶのに適している。特定のジャンルに偏らず、演奏の引き出しを増やせる。 |
| リットーミュージック 『○○ドラム教則本』 | 基礎練習や特定のジャンル(ロック、フュージョンなど)に特化したものが多い。 | 同じリットーミュージックの出版物の中でも、本書は「ルーディメンツのドラムセットへの応用」というニッチながらも重要なテーマに特化している点が特徴的です。 |
これらの名著が「ルーディメンツの型を学ぶ」ことに重点を置いているのに対し、『ドラムを合理的に征するルーディメンツ活用法30』は、その型を「いかにドラムセット上で活きたフレーズに変えるか」という、一歩進んだ視点を提供してくれます。
こんなドラマーにおすすめ!
- ルーディメンツを練習しているけれど、どう演奏に活かせばいいか分からない方
- フィルインやソロのバリエーションを増やしたい方
- 日々の基礎練習にマンネリを感じている方
- ドラムセットでの演奏に伸び悩んでいる中級者の方
- 基礎力を実践的な演奏力に直結させたいと考える真剣なドラマー
もしあなたがこれらの悩みを抱えているなら、この本はきっとあなたの助けになるでしょう。
まとめ:あなたのドラム演奏が劇的に変わる一冊!
『ドラムを合理的に征するルーディメンツ活用法30』は、単なるルーディメンツの羅列ではありません。これは、あなたのドラム演奏を次のレベルへと引き上げるための、まさに「攻略本」だと私は感じました。
基礎練習の成果がなかなか演奏に結びつかないと悩んでいるなら、ぜひ一度この本を手に取ってみてください。 きっと、ルーディメンツに対する認識が変わり、練習がもっと楽しく、そして実り多いものになるはずです。あなたのドラムライフがより豊かになることを願っています!
