【脱ぼっち活】『ぼっち・ざ・ろっく!はじめてのドラム』を叩いてみた!初心者でも本当に一人でできるか検証レビュー
アニメ『ぼっち・ざ・ろっく!』を観て「私も楽器を始めてみたいけど、何から手をつければいいの?」と感じたあなたへ。特にドラムに憧れているけれど、音楽教室に通うのはちょっとハードルが高い…と感じている方も多いのではないでしょうか。
そんな方におすすめしたいのが、今回ご紹介するYAMAHAから発売される『ぼっち・ざ・ろっく! ひとりで始める はじめてのドラム』です。この本が本当に「ひとりで」ドラムを始めるきっかけになるのか、実際に手に取ってみた私の体験談を交えながら徹底レビューします!
『ぼっち・ざ・ろっく!』ファンだからこそわかる魅力
私がこの本に惹かれた最大の理由は、やはり『ぼっち・ざ・ろっく!』のタイトルを冠している点にあります。作中に登場するキャラクターや名場面が散りばめられているおかげで、教則本特有の堅苦しさが一切なく、まるでアニメの続きを読んでいるような感覚でページをめくることができます。特に、主人公の後藤ひとりが「ぼっち」ゆえに家で黙々と練習を重ねる姿は、楽器を一人で始めることへの共感を強く抱かせます。
本書は、その「ひとり」というキーワードをそのまま体現しているかのよう。教室に通わずとも、自宅で自分のペースで学べるように構成されているため、まさに「ぼっちちゃんのように輝きたい!」と願う、内向的な私のような人間にはピッタリだと感じました。好きなアニメの世界観に浸りながら楽器を学べるのは、モチベーション維持に繋がる大きなポイントです。
本当に「ひとりで始める」ことができたのか?私の体験談
正直なところ、私は学生時代にリコーダーと鍵盤ハーモニカをかじった程度の音楽経験しかありません。大人になってから、ふとしたきっかけで『ぼっち・ざ・ろっく!』に出会い、アニメに登場するドラムの響きに心を奪われました。「私もいつかあんな風に叩けたら…」という漠然とした憧れを抱きつつも、どこから手をつけていいか分からずにいました。
そんな時、この『ぼっち・ざ・ろっく! ひとりで始める はじめてのドラム』の存在を知り、「これだ!」と直感。早速、練習用のスティックとサイレント練習パッドを用意して、いざ実践です。
まず驚いたのは、その解説の丁寧さ。楽譜の読み方やスティックの握り方といった本当に基礎の基礎から、図解を多用しながら非常に分かりやすく説明されています。専門用語がほとんど出てこないため、音楽理論に疎い私でもスムーズに読み進めることができました。特に、リズムパターンの解説では、譜面だけでなく実際に叩いた時の音のイメージが掴みやすいように工夫されており、視覚と聴覚の両方からアプローチできるようになっています(付属の音源も大いに役立ちました)。
最初はなかなか思うようにスティックが振れず、手足のバラバラな動きに戸惑いましたが、毎日少しずつ、本当に10分や15分だけでも練習を続けるうちに、簡単な8ビートが叩けるようになった時の感動は忘れられません。これは完全に主観ですが、本が持つ『ぼっち・ざ・ろっく!』の世界観が、まるでぼっちちゃんが隣で応援してくれているかのような気分にさせてくれ、一人で練習する寂しさを感じさせませんでした。この「ひとりで黙々と練習できる」点は、私のようなインドア派には最高のメリットです。
ただし、デメリットとして感じたのは、やはり一人での練習には限界があるという点。例えば、正しいフォームで叩けているのか、変な癖がついていないかといった点は、客観的な視点がないと気づきにくいものです。私はYouTubeのドラムレッスン動画を参考にしたり、練習風景をスマホで撮影して自己チェックしたりすることで補いました。あくまで教則本なので、実際にドラムセットを叩く機会がなければ、本で学んだ知識を実演する場がないのも事実。しかし、自宅で気軽に始められる「第一歩」としては、これ以上ない一冊だと確信しました。
本書のココがすごい!メリット・デメリット
メリット
- 『ぼっち・ざ・ろっく!』の世界観で学べる:アニメのキャラクターやストーリーが随所に登場し、楽しみながらモチベーションを維持できます。
- 超初心者でも安心の丁寧な解説:楽譜の読み方からスティックの持ち方、基本的なリズムパターンまで、専門知識がなくても理解できるよう工夫されています。
- 「ひとりで」練習する環境をサポート:自宅で練習パッドとスティックがあればすぐに始められ、他人の目を気にせずマイペースに進められます。
- 段階的な学習プロセス:基礎の基礎から応用へとスムーズにステップアップできる構成で、挫折しにくいです。
デメリット
- 実機のドラムセットは別途必要:あくまで教則本であり、ドラムセットそのものが付属するわけではありません。静音練習には練習パッドや電子ドラムを推奨します。
- フォームチェックは自分で行う必要あり:独学のため、客観的なフィードバックが得られにくい点は課題です。動画撮影やオンラインレッスンなどで補うと良いでしょう。
- あくまで入門書:本格的なドラムテクニックを極めたい場合は、より専門的な教則本やレッスンが必要になります。
他のドラム教則本と比べてどう?(競合製品との比較)
一般的なドラム教則本と比較すると、『ぼっち・ざ・ろっく! ひとりで始める はじめてのドラム』は、そのアプローチ方法において明確な違いがあります。
例えば、リットーミュージックから出ている「ゼロから叩ける!ロック・ドラム超入門」のような定番教則本は、確かにドラムの基礎から応用まで網羅的かつ技術的に深く掘り下げており、多くのドラマーに愛用されています。また、YAMAHA(ヤマハミュージックメディア)自身も、初心者向けの体系的な教則本を多数出版しており、理論と実践をバランス良く学べるものが豊富です。Roland(ローランド)のような電子楽器メーカーも、自社製品と連携した初心者向けコンテンツを提供しています。
これらの一般的な教則本は、純粋な技術習得という点では非常に優れています。しかし、その多くは専門的な内容が中心で、初心者にとっては少し敷居が高く感じられることがあります。楽譜が読めない、音楽用語に詳しくないといった方がいきなり手にするには、心理的なハードルがあるかもしれません。
それに対して、本書の最大の相違点は、『ぼっち・ざ・ろっく!』という強力なエンターテイメントIPとのコラボレーションです。これにより、
| 特徴 | 『ぼっち・ざ・ろっく!』はじめてのドラム | 一般的なドラム教則本(例:リットーミュージック「ゼロから叩ける!ロック・ドラム超入門」) |
|---|---|---|
| とっつきやすさ | 極めて高い(アニメファンに優しい) | 中程度~高い(専門的で堅実な内容) |
| モチベーション | アニメの世界観で楽しく維持できる | 技術習得への意欲に依存する |
| 解説スタイル | キャラクター登場、平易な言葉遣い | 専門用語も含む、体系的で網羅的 |
| ターゲット | 『ぼっち・ざ・ろっく!』ファン、超初心者 | 意欲のある初心者~中級者、理論を深く学びたい人 |
このように、本書は技術的な深さよりも「まずドラムを始めてみよう!」という心理的ハードルを下げることに特化していると言えます。アニメの世界観を楽しみながら、自然とドラムの基礎が身につく設計は、他のどの教則本にもない独自の強みです。純粋な技術書とは一線を画し、「音楽を始める楽しさ」を最大限に引き出してくれる一冊だと感じました。
こんな人におすすめ!
- 『ぼっち・ざ・ろっく!』が大好きで、作品に登場する楽器に憧れている方
- ドラムに興味はあるけれど、何から手をつけていいか分からない超初心者の方
- 音楽教室に通う時間や勇気はないけれど、自宅で自分のペースで楽器を始めてみたい方
- 新しい趣味を見つけたいけれど、堅苦しい学習は苦手という方
まとめ
『ぼっち・ざ・ろっく! ひとりで始める はじめてのドラム』は、単なるドラム教則本ではありません。それは、『ぼっち・ざ・ろっく!』の世界に足を踏み入れ、自分自身の音楽人生をスタートさせるための「パスポート」のような一冊です。
「ひとりで始める」という言葉がこれほど心強く感じられる教則本は他にないでしょう。あなたもこの本を手に取って、ぼっちちゃんのように、内なる音楽の才能を叩き出してみませんか?
