型落ちなんて言わせない!ONKYO TX-NR616(B)で始める本格ホームシアターの衝撃
「家で映画を観るなら、やっぱり映画館のような迫力が欲しい!」
そう思っているあなた、最新モデルばかりに目を向けていませんか?実は、少し前のモデルでも、あなたのホームシアターの夢を十分に叶えてくれる、いや、それ以上の感動を与えてくれる逸品があるんです。
今回ご紹介するのは、ONKYOが2012年に発売した名機、ONKYO 7.1ch対応AVレシーバー TX-NR616(B)。発売から時が経った今でも、その音質と機能性は色褪せることなく、多くのオーディオファンを魅了し続けています。今回は私が実際に使ってみた体験談も交えながら、このAVレシーバーの魅力に迫ります!
ONKYO TX-NR616(B)が提供する、あなたのリスニング体験
「型落ち」という言葉を聞いて、性能面で不安に感じる方もいるかもしれませんね。でもご安心ください。TX-NR616(B)は、その当時としては最先端、そして今でも十分通用するハイレベルな性能を誇ります。
圧倒的な臨場感!7.1chサラウンドが織りなす音の世界
私がこのTX-NR616(B)を導入して最も感動したのは、そのサラウンド能力です。7.1ch構成で映画を観たときの没入感は、もはや別次元。例えばアクション映画では、後方から迫りくる敵の足音、頭上をかすめるヘリコプターの音まで、まるで自分がその場にいるかのようなリアルさで体感できます。DOLBY TrueHDやDTS-HD Master Audioといった高音質フォーマットに対応しているので、Blu-rayソフトの音源も余すことなく再生してくれます。
THX Select2 Plus認定の本格サウンド
ONKYO TX-NR616(B)の大きな特徴の一つが、THX Select2 Plus認定を受けている点です。これは、映画館のような厳格な音響基準を家庭で再現できることを保証するもので、単なるスペック以上の「映画製作者が意図した音」を忠実に再現する能力を持っている証拠です。
私が初めてTHXモードで映画を観たとき、「これがプロの音が目指すものか!」と鳥肌が立ちました。音の定位がしっかりしていて、セリフの一つ一つが明瞭に聞こえ、爆発音などの低音も深く、それでいてぼやけないクリアさ。音楽ライブ映像でも、アーティストが目の前で演奏しているかのような迫力とディテールを感じられました。
便利すぎる豊富な接続端子とアプリコントロール
「古いモデルだから、接続が不便なのでは?」という心配も無用です。TX-NR616(B)はHDMI入力が8系統、出力が2系統も搭載されており、発売当時は非常に豊富でした。私は以下のように接続していましたが、全く困ることはありませんでした。
| 機器名 | 接続方法 |
|---|---|
| Blu-rayレコーダー | HDMI入力1 |
| ゲーム機 (PS4/Switch) | HDMI入力2/3 |
| Apple TV/Fire TV Stick | HDMI入力4 |
| PC | HDMI入力5 |
これだけあれば、ゲーム機やストリーミングデバイス、PCなど、多くの機器を同時に接続でき、切り替えもスムーズです。さらに、スマートフォンやタブレットから操作できるアプリコントロール機能(Android/iOS対応)も搭載されているため、手元のデバイスで音量調整や入力切り替えができて、非常に快適でした。
私が使って感じたメリット・デメリット
実際に数年間使用してきた私の視点から、TX-NR616(B)のメリットとデメリットを率直にお伝えします。
メリット
- 高音質と高機能のコスパの良さ: 発売当時はミドルレンジモデルでしたが、THX認定サウンドと充実した機能は、この価格帯(現在のAmazon価格17,800円)では破格と言えるでしょう。特に中古市場ではさらに手頃に入手できる可能性もあります。
- パワフルな駆動能力: 1chあたり130W(定格)、最大190Wという出力は、大きめのスピーカーも余裕を持って鳴らし切る力があります。映画のダイナミックレンジの広い音源でも、音割れすることなく迫力を再現してくれます。
- 安定した動作: 私の環境では、長期間使っていても不具合やフリーズといったトラブルはほとんどありませんでした。オンキヨーらしい堅実な作り込みを感じます。
デメリット
- 最新フォーマット非対応: 残念ながら、Dolby AtmosやDTS:Xといったオブジェクトオーディオには対応していません。また、4K/8Kパススルーも非対応です。最新の映像技術や立体音響を最優先する方には、この点は大きなマイナスとなるかもしれません。
- 本体の発熱: 複数の機器を接続し、長時間高音量で再生していると、本体がそれなりに熱くなります。通気性の良い場所に設置するなどの配慮が必要です。
- 初期設定の煩雑さ: AVアンプ全般に言えることですが、初めて導入する方にとっては、スピーカー設定や音場補正の設定は少し複雑に感じるかもしれません。しかし、一度設定してしまえば、あとは快適に利用できます。
競合製品との比較:なぜ今ONKYO TX-NR616(B)を選ぶのか
TX-NR616(B)が発売された当時、AVレシーバー市場にはPioneer、Denon、Yamahaといった強力なライバルがいました。これらのブランドもそれぞれ魅力的な製品をリリースしていましたが、ONKYO TX-NR616(B)が特に優れていた点を挙げるとすれば、やはり「THX Select2 Plus認定」と、ONKYO独自の「Dynamic Audio Amplification」技術による、クリアでパワフルな音作りです。
例えば、同年代のDenonやYamahaのモデルも優れた音質を持っていましたが、TX-NR616(B)は、映画サウンドの再現性においてTHX認証がもたらす信頼感と、そのダイナミックレンジの広さで一歩抜きん出ていた印象です。特に映画鑑賞をメインに考えている方にとっては、この差は大きいと感じるはずです。
最新モデルではDolby Atmosや4K/8K対応が当たり前になり、価格も高騰しています。しかし、まだそこまでの機能は必要ない、という方にとって、TX-NR616(B)は、当時のハイエンドに近い音響体験を、現在のリーズナブルな価格で手に入れられる非常に魅力的な選択肢となるでしょう。
こんな方におすすめ!
ONKYO TX-NR616(B)は、特に以下のような方に自信を持っておすすめできます。
- 初めての本格ホームシアター構築を検討している方
- 映画やライブ映像を大迫力のサラウンドで楽しみたい方
- 予算を抑えつつも、音質に妥協したくない方
- 最新の4K/8K映像やDolby Atmosなどはまだ不要と考えている方
- 既存のステレオシステムからステップアップしたい方
まとめ:名機は色褪せない!
ONKYO TX-NR616(B)は、確かに発売から時間が経っています。しかし、その基本性能の高さとTHX Select2 Plus認定の確かな音質は、今でも十分にあなたのリスニング体験を豊かにしてくれることでしょう。特に映画ファンの方には、この価格で得られる感動は計り知れません。
最新の機能に固執せず、純粋に「良い音」と「迫力あるサラウンド」を求めているなら、この名機は間違いなくあなたの期待に応えてくれます。ぜひ、ご自身の耳でこのONKYOサウンドを体験してみてください。
