ドラマーの皆さん、バスドラムの音作りに悩んだ経験はありませんか? 理想のアタック感、深みのあるローエンド、そして表現豊かなダイナミクス。これら全てを追求するのは、まるで終わりのない旅のようです。でも、今日ご紹介する「REMO レモ Sub Muffle SMT バスドラムヘッド クリア エンペラー 22インチ BB-1322-00-SMT」が、その旅に革命をもたらすかもしれません。
僕自身も、バスドラムヘッド選びには本当に頭を悩ませてきました。ミュートを入れすぎると音が死んでしまうし、かといってミュート無しでは余計な倍音が気になる。そんなジレンマを抱える中で出会ったのが、このREMO Sub Muffle SMTだったんです。
このヘッドは、単なるミュート付きヘッドではありません。REMOが長年培ってきた技術の粋を集めた、まさに「究極のソリューション」と呼ぶにふさわしい逸品です。その秘密は「Sub Mufflテクノロジー」と、エンペラーならではの2プライ構造、そして外付けダンピングシステムにあります。アタックとローエンドを強化しつつ、ドラムシェル本来の鳴りを最大限に引き出す。この矛盾するような要素を見事に両立させているのが、このヘッドの最大の魅力なんです。
なぜREMO Sub Muffle SMTが革命的なのか?
まず、このヘッドの心臓部とも言えるのが「Sub Mufflテクノロジー」です。これは単に音を抑え込むミュートとは一線を画します。ヘッド内部に配置された独自のダンピングシステムが、アタック感を損なうことなく、不要なサスティーンや倍音をコントロール。結果として、バスドラムシェル本来の豊かな鳴りを保ちながら、タイトでパンチのあるサウンドを実現してくれるんです。
さらに、ベースとなっているのはREMOの定番「エンペラー」シリーズ。7milと5milの2プライクリア構造は、高い耐久性と明るく明瞭なサウンドが特徴です。これに外付けダンピングシステムが加わることで、さらに細やかな音作りが可能になります。明瞭な輪郭、深みのある低域、そして中高音のバランスが取れたサウンドは、ジャズからロック、メタルまで、あらゆるジャンルでその真価を発揮してくれるでしょう。
実際に使ってみて感じた変化とメリット
僕がこのREMO Sub Muffle SMTを初めてバスドラムに張った時、正直、その変化に驚きを隠せませんでした。まるで別物のドラムになったかのような感覚です。
サウンドの変化
- アタック感の向上: 踏み込んだ瞬間の「ドンッ!」というアタックが、よりクリアでパワフルになりました。埋もれがちなアンサンブルの中でも、バスドラムの存在感が際立ちます。
- 深みのあるローエンド: ローエンドがただ「重い」だけでなく、芯があって深みが増したように感じます。余計な倍音が抑制されているため、輪郭がぼやけることなく、しっかりと「鳴る」感覚です。
- 優れたコントロール性: サスティーンが適切にコントロールされているため、フレーズの一つ一つが明瞭に聴こえます。速いパッセージでも音が濁らず、グルーヴがよりタイトに感じられます。
こんなメリットも感じました!
| メリット | 詳細 |
|---|---|
| チューニングの容易さ | 余計な倍音が少ないため、チューニングが格段に楽になりました。理想のサウンドに素早く到達できます。 |
| マイク乗りの良さ | レコーディングでは、エンジニアさんからも「EQ処理がしやすい」と好評でした。素の音が良いので、調整が最小限で済みます。 |
| ライブでの抜けの良さ | PAを通した時も、他の楽器に埋もれることなく、しっかりとバスドラムの音が前に出てくれます。パワフルな演奏が可能です。 |
競合製品との比較:REMO Sub Muffle SMTの独自性
バスドラムヘッドには、REMO以外にもEVANSやAQUARIANといった素晴らしいブランドがあります。例えば、EVANSの「EMAD」シリーズは、交換可能なミュートリングでサウンドを調整できるのが特徴的です。また、AQUARIANの「Super-Kick」シリーズは、ヘッド内部にフェルトリングが接着されており、そのミュート効果で重厚なサウンドを得られます。
これらのヘッドも非常に優秀ですが、REMO Sub Muffle SMTの独自性は、「Sub Mufflテクノロジー」とエンペラーの「2プライクリア構造」が組み合わさっている点にあります。EVANS EMADが外付けミュートで調整するのに対し、Sub Muffle SMTはヘッド自体が音作りをサポートする構造になっています。AQUARIAN Super-Kickがよりダンピングを効かせたサウンドであるのに対し、Sub Muffle SMTはシェルの鳴りを活かしつつ、アタックとローエンドを強化するという、より自然でコントロールされたサウンドを目指していると感じます。
特に、クリアなエンペラーサウンドが好きで、それでいて現代的なアタック感とタイトなローエンドを求めるドラマーには、REMO Sub Muffle SMTは最適な選択肢となるでしょう。僕は、このヘッドが持つ「幅広い表現力」に最も魅力を感じています。
こんなドラマーにおすすめ!
REMO Sub Muffle SMTは、特にこんなドラマーに試してみてほしいヘッドです。
- バスドラムのサウンドに明瞭なアタックと深みのあるローエンドを求める方
- レコーディングやライブで、よりプロフェッショナルな音作りを目指したい方
- 過剰なミュートに頼らず、バスドラムシェル本来の鳴りを活かしたい方
- 様々なジャンルに対応できる、汎用性の高いヘッドを探している方
- REMOエンペラーのサウンドが好きだが、もう少しタイトさが欲しいと感じている方
まとめ
「REMO レモ Sub Muffle SMT バスドラムヘッド クリア エンペラー 22インチ BB-1322-00-SMT」は、単なる新しいバスドラムヘッドではありません。それは、あなたのバスドラムサウンドを次の次元へと引き上げる、まさにゲームチェンジャーです。僕自身、このヘッドと出会ってから、バスドラムを叩くのが一層楽しくなりました。もし今、バスドラムの音作りに壁を感じているなら、この革新的なヘッドを試してみてはいかがでしょうか。
きっと、あなたのドラミングに新たな可能性をもたらしてくれるはずです。
